伊豆 大室山の山焼き


大室山は標高580m、頂上はすり鉢のように窪みお釜になっています。この山は私有の山で登山は禁じられておりリフトで上がります。山全体が草山で、この写真はHPで紹介されているもので春か夏、草は青々していますが冬は枯れ草の茶色い山です。毎年2月の第2日曜日には山焼きが行われると知り一度も山焼きなるもの観たことがないので出かけることにしました。
一般人先着70名も点火ができるとのこと、お咎め無しに放火ができるチャンスは逃してなるものかと朝早くから出発です。しかし残念ながら10名前で締切。悔しがることしきりの夫です。





頂上は遮られるものが無く360度パノラマで富士山はじめ天城連山・伊豆大島が見えますよ。ぐるり稜線を歩きます。










歩いているうちに9:30お鉢焼きがスタートです。煙にまかれながらすすを受けながら、それも楽しくハイキングです。
全山焼きのスタートは正午丁度。まだまだ時間はたっぷりです。さくらの里をぶらり歩いたり、でも寒桜の蕾は固く河津桜も見かけず花見とはいかず、お茶して時間を待ちます。









さあ、12:00になりました。点火が始まります。













火はぼうぼうとめらめらと音を立て上へ上へと移っていきます。その速いこと。炎といえば普段ロウソクかマッチぐらいの大きさしか見ていませんのでその迫力に圧倒されます。赤い炎が美しい。魔力を感じます。ちょっと快感です(おっとアブナイ!)。全山がものの15分で丸焼けです。初めての山焼き見学、大満足です。
   山焼くや官能の炎音のして







いつも伊豆に来たときには寄るお寿司屋さんがあります。伊豆高原の「こうげん寿し」。4年ほど前ですか夜ライトアップされた河津桜を観に行ってその帰り、あっ寿司屋さんがあるとたまたま入ったお店です。それが大当たり。それ以来、河津桜伊豆高原の桜祭りに出かけたときに年に一回くらいですが楽しみに寄ります。
地元伊東港で水揚げされた地魚をメインにおく寿司屋さん。地魚にぎり10カンのうち前半の5カンが並びました。それぞれ順に魚を教えてくれますが頭に入りません。特に今回美味しかったのはうまづらはぎ。上に肝がちょんと乗っています。
「こうげん寿し」は大将・奥さん・息子さんでやっています。今年は息子さんの若大将が握っているので聞けば数ヶ月前に任せたとのこと。任せた以上大将は口を出しません。一歩引いています。そこの線引きがたいしたものです。若大将も父親を師匠として接しています。この親子の心の持ちようはあっぱれです。気持ちよく美味しくいただきました。

こうげん寿司さんの紹介はこちら
http://r.gnavi.co.jp/n060200/