街ん中散策

昨日の日曜日、好天に誘われ、また前日の土曜日にラジオで万世橋駅を取材していたので行ってみました。我々夫婦は非常にミーハーなんです(笑)。どうせなら近くも散策しようと先ずは神田明神にお参り。

神田明神すちゃらかちゃん♪なんて歌ありましたよね、その昔。1300年近くの歴史を持ちます。江戸時代には、「江戸総鎮守」として将軍から江戸庶民にいたるまで江戸のすべてを守護されたとのこと。神社の中でも偉いんですかね。







銭形親分の碑が。ちゃんと並んで八五郎の碑もあります。優しいね。野村胡堂の小説「銭形平次捕物控」の主人公。平次の住居は明神下という設定ですので昭和45年に縁の地ということで建立されたとか。








大きな黒いものがどて〜と見えました。何かと思えばポニー。神馬・神幸号「明(あかり)」ですって。平成22年5月15日生まれの牝馬です。毛並みはあし毛で歳をとるごとに白毛が増え白馬になっていくそうです。皆さんの人気者でした。











湯島聖堂。上野忍ヶ岡 林羅山の邸内に設けられた孔子廟を五代将軍綱吉がここに移し官学の府としたのが始まりです。









聖堂の大成殿回廊で筑波大学第十五回彫塑展を開催していました。学生さんによる彫刻の作品展です。丁度この時一作品づつ作者の説明とかQ&Aがあり一緒に聞きました。作品に向き合う学生の真摯な姿を知る機会に巡り会いました。
散策もこういう偶然に出会う楽しみがありますね。





ニコライ堂の名で知られる東京復活大聖堂。日本では有数のビザンチン様式の建築です。だいたいドームがあれがビザンチン様式と言っても過言ではないようです。1891年完成しましたが関東大震災でドームが崩壊しその後現在の聖堂が復活。1962年には重要文化財に指定されました。「日本ハリストス正教会」。ハリストスとはキリストのギリシャ語発音読みだそうです。エルサレムからギリシャ、ロシアを経て日本に伝えられた日本正教会とあります。














最後になりましたが、今日はここに来てみようということできっかけになった万世橋駅
橋から写したレンガ造りの万世橋駅。明治45年に中央線 神田〜御茶ノ水間に万世橋駅がありました。昭和18年太平洋戦争が激しくなり乗降客も減り休止となったのです。 その後交通博物館として使われたのですが施設老朽で休館。レンガアーチが美しいですね。
2013年9月商業施設「マーチエキュートmAAch ecute)神田万世橋」として蘇りました。アーチの中には個性的なショップが並びます。とても洒落た雰囲気です。雑貨も他ではない品物があります。東京友禅のコーナーもあり作者の方といろいろお話をうかがうことができました。今や国内よりも海外で高い評価を受けているとか。日本の伝統工芸の海外進出は喜ばしいことですが、日本人、もっと自国のことを知らなければ、伝統文化・工芸をと思います。




当時の面影を残す階段が2ヶ所残され、2階に上がると旧プラットホームの設けられたデッキとカフェがあります。電車がすぐそこガラス越しに上り下りと走っていきますよ。これは他ではちょっと味わえませんね。






都会の散策、まだまだ興味深い歴史・史跡に出会えるかもしれません。