たこつぼ型心筋症って?

7日に義父の退院調整会議が行われ、ドクターの説明を受けました。病名は嚥下性肺炎とたこつぼ型心筋症。それとは別に尿が出ないので管を付けて出しています。この管を外すと排尿が出来なくなり腎臓にも負担がかかる事になるそうです。


その「たこつぼ型心筋症」ですが、初めて聞く病名です。形がたこつぼに似ているから付けられたようですが、心臓の先が全く機能しなくなり、その部分の血流がよどみ血が固まり、それが脳へ流れて、脳梗塞を起こす危険性があるとのことです。新潟県中越地震阪神大震災東日本大震災での症例報告があるとのことで災害でストレスをかかえた人たちが多く発症する病気のようです。実家は高台で幸いにも津波の被害は受けておりませんが、しばらく不自由な生活は確かにしましたからね。それと去年の夏からの義母の入院〜施設と心理的なストレスも溜まっているのでしょう。
※図は国立循環器センターのPHより


退院後の自宅での介護が始まり、訪問看護師さん訪問ヘルパーさんの協力を得て先ずはスタートと、不安ながらも我々子供達は覚悟を決めていましたが、幸いにもクリニック併設の施設の入所が決まりました。どんなに安心したことか!
義父の「帰宅願望」をかなえてあげられないのは申し訳ないですが、これで家に帰って施設入所となれば、またまた大騒ぎとなります。
きっと、施設でもそれは繰り返されることになると思いますが、ケアマネージャーも看護師さんも、とにかく一度入所してもらいましょう。またその事態になったらそのとき考えましょうと、行き当たりばったりとはいえ、それが一番の選択肢なのです。
この会議にやってきた夫は義父を説き伏せるのに
「お父さんは感情の起伏が激しいし、頭クルクルになったから、もうこの病院では置いてもらえないの。だから今度は別の病院にいくの」
「私は頭クルクルになっていない」
「ううん、クルクルなの」の応酬です。
いくら何でも頭クルクルは……とおかしいやら気の毒やらですが、それが息子の説き伏せ方なんでしょうかね。嫁の私とは違います。私はおだてたり注意をしたりですが、出てきた言葉は「小うるさい嫁だ」ですからね(笑)。
義母に笑い話で話すと、「まぁお父さんそんなこと言うの! もう終わりだね。もう長くないよ、死ぬわ」。器の大きいお義母さんです(笑)

来週の13日退院〜施設入所となります。このときは兄弟二人で付き添います。遠回りしてでも家の近くの道路は通らないでおこうと言っております。
私は昨日東京に帰ってきましたが、車中から桜と雪のコラボレーション。不思議な4月です。