錦心流琵琶演奏会「秋の会」 川崎能楽堂


ヤナギ姐さんにご案内状をいただきまして行って参りました。川崎能楽堂はもちろん初めて行くところです。地図をみると駅から近いし、全く難しい場所ではない。すららすららと到着できるはずであったが、、、、最後のところで迷う。いえね、マンションの敷地内に入ってしまうので、これはイカンと思って空中歩道を降りて地道に行ってみたんです。でも「私有地に付き立入禁止」とあるんですよ。う〜さてはて困ったわ。とりあえずぐるりと回り込んでみようと。しかし一向に入れる場所がない。散歩をしているおっちゃんに尋ねたら、マンションの敷地に入らないと行けないんですよと教えてもらう。あのとき、地上に降りずにそのまま進めば良かったんだわね。
地味な建物ですね。公民館のような。右手が入口になります。能楽堂といえば渋谷区の松濤能楽堂のイメージが強いので、あれ? という感じ。
しかし、入ってみると舞台はさすが能の雰囲気。松の背景に赤毛氈が敷いてありますよ。気が引き締まりますね




本日のプログラムです。琵琶鑑賞は初めて。以前に能鑑賞に行ったのですが、もうとても長く感じられ、早く終わらないかと苦痛でしかないという、教養不足の前科者。果たして琵琶演奏会はいかがかと、とても不安でした。しかしヤナギ姐さんが「初めて聞かれる方は一曲で辟易すると思います……何時入場し、何時退場してもちっとも構いません。自由だす」と後押ししてくださったのと、根っからの好奇心旺盛おばちゃん。琵琶演奏会はどんな感じと興味津々。
一曲目は、道に迷うというアホなアクシデントで遅れ、途中入場は出来ませんのでロビーで聴いておりました。う〜んもれ聞こえてくる琵琶の音と謡はすんなり体に入ってきます。
二曲目から入場となりました。ヤナギ姐さんの先生は三曲目「敦盛」。ここはしっかりお聴きしなくちゃと身を起こして拝聴させていただきました。で、四曲目では緊張がずるずるにとれてしまい半分眠っちゃいました。(^∧^)^
五曲目の「常磐御前」の先生は若い女性の先生で声に張りと艶がありメリハリがあり、居眠るスキを与えません(笑)。すっかりしゃんとしました。これなら最後まで聴いていける自信が出てきました。2時間ぶっ通しで演奏されるようなので、七曲目でトイレに立ちました。すると小雨が降っているじゃありませんか。傘を持ち合わせていなかったので、川崎駅までは小雨のうちに行きたいと、最後の錦心流の会長様の演奏は残念ながら聴き損じました。

琵琶演奏会、初体験。もっと難しいものかと最初は引いておりましたが、曲の最初に粗筋の解説があり、曲も大体15分くらいでしょうか、飽くことはありませんでした。(途中ちょっと眠ったくせに大きな事いってます)。とはいっても詩は理解できているとは到底いえません。
全くの素人ですから、上手下手など分かりようもなく、また今回は各支部の先生方の演奏と言うことなので、お上手に決まっています。
私の理解できることは、曲により琵琶を叩くように力強く弾くこともあれば、はんなり奏でるような演奏もあるということが分かったということです。
ちゃんと感想を述べれなくてすまんこってすが、これも分をわきまえてのこととお察しくださいませ。
ヤナギ姐さんとは今回お逢いすること叶いませんでしたが、次回11月にはヤナギ姐さんの演奏を聴かせてもらいますからね。今からとても楽しみになりました。