湯河原 幕山(まくやま)ハイキング

3/8火曜日、湯河原の幕山にハイキングに行きました。三度目でしょうか、でも二年ぶりです。湯河原は小田原から熱海に向かう途中にありまして、東京から近く、熱海のように猥雑ではなく、昔はちょっとお忍びの旅行にはぴったりの温泉地であったであろうと推察します。高級な旅館も多いです。
さてそういう所は全くもって縁がなく、我が家にとってはお金のかからないお遊び 山歩きの湯河原です。



ほら、あれにそびえるのが目指す幕山(まくやま)。そびえるったって標高625mですから低山です。トレッキングだ登山だといいながら低い山専門じゃないか、ちいせぇ〜夫婦と思われても、怒ったりしませんことよ、自分でもそう思いますんで(笑)。
湯河原梅林から登りますがさすがに梅は見頃を過ぎておりました。でも我々の目的はハイキングですので意に介しません。この登りは丸太階段で整備されていますが、階段はしんどいですね。普通の登りの山道の方が楽ですね。



湯河原の市中春に霞みをり
(ゆがわらのいちなかはるにかすみをり)







1時間15分ぐらいで頂上に着きました。この日は霞がかっていますが、気温は21度くらいありまして汗だくだくです。異常に汗をかく私ですが何処か悪いのかしら? と思うほど夫に比べると汗をかきます。お昼の弁当タイムですが、トンビが上空に餌を求めて飛んできます。本当に円を描きますね。木の下といってもこの季節枯れ枝ですので隠れません。湯を沸かしインスタントのお味噌汁を作ったので、その匂いが上空に上がったのでしょうか。広々とした頂上でお弁当を隠しながら食べる私、やっぱ、ちいせぇなぁ〜。でもトンビ怖いんだもん。



下山は大石ケ平コースでぐるり幕山を回る感じで行きます。霞も大部晴れてきました。冬山は裸木ですが、それはそれで枝振りなどがよく分かり空も筒抜けで好きです。折角しんどい思いするのですから四季を楽しまなくちゃ。





この下りは急坂はなく脚にやさしい山道です。ただ前日の雨でぬかるんだところもあるので油断は出来ません。狭い丸太階段は足を横に降ろして一歩一歩降ります。
でけぇ〜足… それがなにか




標識に「鎌倉幕府開運街道」とあります。えっ!! ここ歩いてきたけど運が開けるのヾ(^v^)k。そんなことはありません。ちゃんと言い伝えがあるようです。湯河原町のサイトより引用しますと。

源頼朝と湯河原
平治の乱に敗れ、伊豆に流されていた源頼朝は、治承4(1180)年8月17日、北条時政や土地の豪族・土肥実平らの助力を得て、ついに平家打倒の兵を挙げた。
伊豆国目代山木兼隆を破って初戦を飾るが、石橋山合戦では自軍の十倍の兵力を有する大庭景親軍に大敗を喫する。
頼朝は主従わずか7名で山中に逃れ、この近辺を領地とする土肥実平・遠平父子の案内で洞窟や大木の洞に隠れ、敵の追手をかわした。(七騎落)
この時、洞窟に隠れていた頼朝主従は平家方の梶原景時に発見されるが、景時はわざと見逃し、頼朝を助けたという逸話が残っている。
九死に一生を得た頼朝は、この後、実平が手配した小船で安房国(千葉県南部)に渡って再起を図る。
敗れたとはいえ、頼朝は源氏嫡流の御曹司。坂東の武者たちが次々にはせ参じ、敗戦からわずか1月半後の10月7日、大軍を率いて堂々鎌倉に入り、着々と勢力を固めていく。
弟・源義経と初めて対面するのはこの半月後、10月21日のことである。


それでもまだ咲き残っている梅には鶯が飛び交い、「ホーホケキョ」とすでに上手に鳴いていました。
はい、久しぶりのハイキング、堪能しました。