どうですかねぇ〜76


若い知人のお兄さんは子供が好き。それで保育士さんになったのです。子供に接する仕事は楽しく日々充実の数年を過ごしました。しかし、いかんせん賃金が低い。男女雇用機会均等法で女性の保育士さんと同等の給与体制。給与など低い方に合わせられる傾向にあるようです。いざ、結婚しそれでも共稼ぎのうちはいいけれど赤ちゃんが出来て、彼だけの収入になると一家を養える金額ではありません。否応なく保育士を止めて他の仕事に就かざるを得なくなったとか。
う〜ん、そういう現実があるのですね。ちょっと考えてしまいますね。男女雇用機会均等法が悪いわけでは無いけれど、その基準が女性が主体でスタートした職場は女性の水準に合わせられてします。だからといって男性の給与だけを上げろとはいいません。
保育士さんにしろ、介護士さんにしろ、やはり給与水準を上げるべきではないでしょうか。看護士さんはもともと女性主体でしたが、勤務もハードでもともと給与水準は高かったと思いますが、それでも昨今、なり手が少なく看護士さんも不足気味。
もともと、子供も老人も家族が見るのが普通でしたが時代は変わりました。それが家族の正しいあり方という正論をいうつもりは全くありませんが、それを他人様にお任せするわけですから、その方々がそれなりの報酬を受けて当然と思うのです。
待機児童、特養入居待機老人にしても、施設の増設もさることながらそこで働く方々の環境の改善も必須であると思うのです。

近くの公園で男性の保育士さんが園児たちと遊んでいるのですが、男性ならではの遊び方、怪獣だぞ〜といって子供を高く抱き上げて肩車する。そんな風景をいいなと眺めていました。そして義父母がお世話になった介護施設、ただただ有り難く、介護士さんの働きに感謝です。

どうですかねぇ〜、物品でも食事でも安けりゃいいは終わりにしませんか。それ相応の料金は払うべきです。(別に品物の悪い物味の悪い物に高い金払うことはありませんよ)。安くしたしわ寄せはそこで働く方々の賃金・勤務体制にきてるんですから。
ものそれぞれには適正な価格があると思うのです。適正な給与体制があると思うのです。