2020年東京オリンピック ボート・カヌー競技場 勝手に視察

今日からですか、東京オリンピックの開催会場についての4者協議は。それはそれで専門的な意見が交わされ論議されると思います。どうぞ会議出席の皆様は意地の張り合いだけは止めて冷静に選手達のこと、日本国民のことそして都民のこと、未来への資産という視点からも論じあっていただきたい。
ほんでもって私たちも都民でございまして、頼まれてもいないのに1週間ほど前、まず問題となっているボート・カヌー競技場の海の森水上競技場予定地を見に行ってきました。一体全体どんななの?という好奇心にかられて。



もう皆さんテレビで飽きるほど見せつけられていると思いますが、このまっすぐ伸びた運河(というのかな?)が問題のコースです。確かに美しくまっすぐ。左にはゲイトブリッジ(なんか無機質なデザインの橋です)があり、その先に海が広がり、右手を見れば都内のビル群がニョキニョキと建ち並んでいます。スカイツリーも見える。そんなかんなで確かにね、ロケーションはいいですわ。海外からの観光客も頷ける場所だと思います。
秋に訪れたIOCの役員も海の森を推していましたね。そりゃこの場所を観たらそう言いますって。選手達にとって真水ではなく海水が問題はつきまとうことですが、当初の建築費の見積りが大幅に減額されれば海の森に決まると思いますね。一都民としてそんな印象を持った次第です。
ただただ、宮城の長沼も復興支援をささえる観点では捨てがたいことではありますが。



話はそれますが、この写真の上の方にかすかに見える三角の物体、気になりませんか?海の中につんと一体全体何なんじゃ? もう解決しないと気が済みません。そこでガードマンさんに尋ねましたら、東京湾アクアラインの排気筒だそうです。アクアラインは川崎と千葉の木更津を結ぶ長い橋ですが、川崎から真ん中当たりのサービスエリア 海ほたるまでは海底トンネルなのです。それでその排気ガスを出すための排気筒ですって。もう排気塔って感じですよ。?が解決できてすっきり。


水泳場の辰巳国際水泳場も観客席が足りないとのことで夢の島公園の一角に建設が予定されています。そこも行ったです。夢の島公園は小ぶりながらサッカー競技場も陸上も野球などの運動場も揃っているのですね。その奥の方が予定地。う〜ん、分からないです。ここが良いのか悪いのか。その前に新しく建てるという必要性ありやなしや。観客席が少ないというけれど、確かに水泳は日本の活躍が期待される種目なので、気持ちは分かりますが、収容可能席でまかなっていけないのでしょうか? オリンピック役員は何でも大きいのが、見栄えが良いのがお好き? 巨大化オリンピックには反対だっ!


後日、浅草に用があって隅田川縁を歩いてみました。なんでこの隅田川でボートやらないの?川幅は広いし、浅草あたり川はまっすぐですよ、淡水ですよ。両岸は広めの歩道になっていて簡易仮設観客席は作れそうですよ。
しかし、はたと気がつきました。隅田川は屋形船や遊覧船で商売をしている人々がいます。期間中引き上げてくれとは言えないですわね。夏は納涼屋形船でかき入れ時ですものね。
どうも思いつくことが浅はかでごめんあそばせ。





浅草観光センターから観る浅草寺仲見世


雷門からお寺まできれいにまっすぐだっ!!







追記:こう書いているうちに、4者協議の結果、ボート・カヌー競技場は海の森に決まったようです。