7/27(金) 日光白根山

午前6時の丸沼。群馬県ですが栃木県との境に位置し、丸沼高原の一角を占め、白根山の溶岩にせき止められてできたと言われています。


静寂の湖畔、シラカバやナラ林の原生林に囲まれた遊歩道があります。小一時間朝散歩に出かけました。気温は18度くらいでしたか、涼しいと言うより寒いほど。


宿泊した宿は丸沼の一軒宿 「丸沼温泉 環湖荘」。冬期は休館しています。そもそもこの宿を知ったのは25年ほど前、その頃は友人に勧められたルアーフィッシングに凝っていました。この沼で釣れるものですから行ったのです。全く腕は上がらず3年ほどで釣りの趣味は完全に消えました。この朝も釣りを楽しんでいる人がいました。


宿から車で10分くらいの所に日光白根山ロープウェイ乗場があります。ここのロープウェイは乗った感がありますよ。山頂駅まで15分。600mも上がります。山頂駅には目の前に日光白根山がお出迎え。



日光白根山は、栃木県日光市群馬県利根郡片品村の境界にある標高2,578m。爆発しているので削られ山容としては美しいとは言えないですが、その荒々しい山肌は男性的であります。
標高差600mですから登れないことはないけれど(負け惜しみか)、2時間ほどの史跡・自然散策コースを選択。





鹿や熊の進入を防ぐフェンスがありまして、ここからコースに入ります。(本当は人間が動物の生息地域に入らせてもらうのですわね)。栃木の小田代が原 や戦場ヶ原は鹿よけネットがはられていますが、鹿の数が増え植物が食い荒らされてしまい、植物の絶滅が危惧され保護のために張られています。



昨日の奥日光やこの辺りは食い荒らされている被害はなさそうです。

コースは整備されていますが全くの自然の成り行きに任している感じで、そこそこのアップダウンがありまして歩いた感満載です。それもそのはず、白根山への登山道ですから。



冬期にはスノーシューのコースになるんですね。こんな高いところに標識があるということは人の身長ほど雪が積もるということですね。









福島の燧ヶ岳が見えましたよ。至仏山とともに尾瀬を代表する山ですね。2,356m。










立ち枯れの木。張り出ている力強い根っこ。オブジェだ。


ぐるり1周してきまして最後は山頂駅にありますロックガーデンの高山植物を楽しみました。今はコマクサが名残の花を咲かせていました。中央のピンクの花です。


目的の滝を訪れることは叶いませんでしたが、奥日光〜丸沼高原はいろんな楽しみ方ができる所です。これで満足です。そしてまた子供達の行動の一コマに心打たれました。環湖荘には小学生の団体を受け入れる体制がありまして長い廊下の両脇に小さめの客室があります。温泉も食事も彼ら達に独占される時間帯はありましたが、館内ですれ違えば必ず挨拶をしてくれます。そして感心したのは、朝各部屋の前には使ったシーツや枕カバーがきれいに畳まれ置かれていました。もちろんお布団もちゃんと畳んでありました。(部屋は事故などを未然に防ぐためか開け放されておりまして、決して覗いたわけではありませんことよ)。
先生方はちゃんと躾教育をされているではないですか。教育現場のほんの一つのシーンにでしょうが、また、昨今教育をいろいろ言われておりますが、子供達はちゃんと育てられていると感じた次第です。
「男子もやるときはやるっ!」 はい。