今週のお題 父親/父の日

私は母親っ子だったせいか、思春期の頃は父親はあまり好きではありませんでしたね。そんなに夫婦喧嘩はしない両親でしたが、たまに意見の違いがあったりして。母親っ子の私は全面的に母親に味方。大好きな母を悲しませる父を嫌いと思いました。だから父も他の姉妹に比べると私のことはあんまり可愛くないんじゃないかと思っていました。
そんな風に育った私、父親の存在に目覚めたのは、お嫁に行くとき。朝、仏壇に手を合わせている父親の姿を見て、無性に泣けてきました。今まで自分で父に対して境界線を作っていた自分がとても小さく思えました。父親は口には出さないけど子を思う心は強いんだと悟りました。それ以来、父への思いも母と同じ大きさに。今はもう両親とも他界しています。