派閥

企業内での派閥。私は今まで少人数の会社しか務めたことがないですし、また現在も夫と二人の事務所ですので派閥に右往左往された経験はありません。
取引先である企業の派閥に憂うこの頃です。お仕事をいただいて信頼関係も深かった方々、プロジェクトを組んで本当にいい仕事をさせていただきました。そのTOPにいらっしゃった方が定年で退かれた後、その方を煙たく思っていた派閥の声が大きくなりました。その配下にいた方は窓際的な部署に追いやられ、仕事に何かとケチをつけられ、精神的にも参っておられます。その方は派閥の力で力をつけた方ではなく、現場でトップセールスマンとして実力をつけられ出世したきたのです。定年退職されたTOPの最後のプロジェクトに関わったのです。アイデアの持ち主で会社にも随分貢献されたのに。
そんな実力のある人を、気に入らない派閥に属していたからといって第一線から排除してしまうなんて会社の損失かと思うのですけれど、企業人ってそのようなものですかね。
出るくぎは打たれる。派閥に名を借りた人間の嫉妬。これは永遠の課題ですね。小説や映画の題材になっていますものね。
当事者ではないですが、私ども出入り業者もそんな派閥で必然的に仕事は少なくなってきています。一生懸命に丁寧ないい仕事をしますから、そこを判断していただけたらと切に願う今日この頃です。