どうですかねぇ〜39


先月の金時山登山の時、けったいなオジサンがいました。頂上はどっさりの登山者。昼食する場所もないのです。ようやく外の椅子席の空くのを待ちおでんと味噌汁を茶屋で買っておにぎりで食べているところに、白ミニパンに帽子には日の丸をつけたオジサン、「ここは営業用のテーブル椅子だから、使っちゃイカン!」と言うのです。「このようにおでんと味噌汁を買ったのですが、、、」と。「それは隣の茶屋のものだ。金時茶屋のもんじゃない!」と怒った様子で。確かに頂上には「金時茶屋」「と金太郎茶屋」の2軒があります。でもね登山者にはどの椅子とテーブルがどちらのお店のものか分かりません。仕切りがあるわけでもないし。ましてやあんなに混んでいて座る場所もないんですから、しかも1歳児を背負って登ってきた若夫婦もいるんですよ。買った人が優先というのは分かる。でも状況もあるでしょ。こんな状態の混みようです。どうぞ譲り合って使ってくださいぐらいの気持ちもあっていいんじゃねと思うですよ。ちいせぇこと言うな、同じ仲間じゃないかと思うわけですよ。しかもそのおっさんお店の人じゃないんですよ。どうも金時茶屋のごひいきさんのよう。まあお店の人が山の上でそんなせこいことこというわけないと思いますが。
それでですね、そのオジサンとは下山が同じになったんです。いつの間にか若い山ガール2名をお供に。さっきの件があるので嫌だなと思いながらも追いつ抜かれつ。オジサン、さっきの剣幕はどこえやら、山ガールにサービス満点。枝にちくちく刺されながら分け入って珍しい実があると取って見せる。あそこに見える山はなんとかでとガイド役も買って出ている。休憩タイムにはコーヒーとお菓子をサービス。山ガールもオジサン対応はうまく「わぁ〜感激!コーヒーがのめるなんて」とおだてるおだてる。うまいよね、オヤジ転がし(笑)。気をよくするおっさん、リュックをひっくりかえす程の勢いでおやつを並べる。山ガール、そろそろうっとうしくなる。お菓子なら私たちも持っていますから。何時のバスには乗らなくちゃと言っています。うちもコーヒータイムでして、うちのガスカートリッジを指さして「ああいうのもあるけど、おれはリュックが大きいからこれを使うんだ」となんかテーブルコンロに使うカセットをつける大げさな器具を使う。別にうちのものを指ささんでもいいから。やっぱ不愉快なオジサンだわ。
若い女の子を道連れにして上機嫌になるおっさん。しかしきっと女の子は「面倒しいおじさんだったね」と別れた後で言い合っているに違いない。だって時々調子を合わせる顔が憂鬱そうだった(笑)
どうですかねぇ〜、オジサンってヤツはどうしてこうも若い女の子に鼻の下を長くするんでざぁますかしらね。オバサンから見ていると滑稽なんですの。