上高地の花々 1

 上高地を訪れたときの花々をこの際、時間はたっぷりあるので、図鑑と照らし合わせながらまとめてみました。いつも訪れる6〜7月に標高約1500mに咲く高山植物です。ボケている写真もありますがご容赦を。

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タガソデソウ(誰袖草)花の大きさ約2cm。薄い花びらに透き通った筋が入っています。今回一番のお気に入りです。古今和歌集の和歌からつけられた花名に情緒を感じます。


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左:ウワミズザクラ(上溝桜)穂の長さは約10cm。変わった形の桜です。
右:エゾノコリンゴ(蝦夷の小林檎)花の大きさは約3cm。上高地では「小梨」と呼ばれています。


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左:アマドコロ(甘野老)花の長さ約2cm。下向きに垂れ下がって咲きます。出たばかりの芽は甘みがあり、山菜として利用されています。だから「甘」が付いているのね。
右:ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草)花の大きさ薬1.5cm。咲き始めで赤色が強いですが、徐々に白っぽくなっていくそうです。


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左:シロバナエンレイソウ(白花延齢草)花の大きさ薬4cm。これは花びらが少しピンクがかっています。花びらが紫ですとエンレイソウ(延齢草)と区別されます。いずれも葵の御紋のような3枚の大きな葉が特徴。
右:エゾムラサキ(蝦夷紫)花の大きさ5mm〜1cm。背の高い茎の先に紫やピンクの小さな花を咲かせます。ワスレナグサに近い仲間です。

※ 参考:ガイドが選ぶ 上高地の花