『鏑木清方展』 東京国立近代美術館

 5/2 月曜日行ってきました。前回の2件もそうですが美術館は予約制なので、並ばず入館できるのが有り難い。そして人数制限もしているので、ある程度混み合わず鑑賞できるのはいいです。
鏑木清方 没後50年ということにて、そんなに古い画家ではありませんね。もう少し前の方かと思ってました。第二次世界大戦では戦争の絵を描くのが嫌で、自宅に閉じこもって美人画ばかり描いていたと館内のビデオで語っていました。

 『築地明石町』(1927年  昭和2年)今回の展示会の大目玉。大きめの指輪をしています。浮世絵美人画に指輪を描いているんだ!とさも新しい発見のように得意になりましたが、昭和2年の風俗として十分ありえることですわね。私の知識不足。





今回の展示会は清方の代表作ながら長い間行方不明になっていた『築地明石町』が2018年再発見されて、『新富町』『浜町河岸』の三部作が目出度く揃ったというお披露目でもあります。

左から『浜町河岸』(1930年)『築地明石町』(1927年 )『新富町』(1930年)
※ 写真は東京国立近代美術館のHP


展覧会は「生活をえがく」「物語をえがく」「小さくえがく」の3章から構成され、美人画といえども日常の生活、季節の中での女性たちで、ただ美しいだけでなく生きる力強さも感じられる女性たちでした。